肺結核

肺結核は結核菌による
感染症です。

感染部位は肺が多いですが、脊椎や腎臓、腹膜など様々な臓器に感染します。
昔の病気のように思われる方もいるかも知れませんが、根絶された病気ではありません。近年、外国人旅行客の流入の影響や耐性の結核菌の存在もあり、年間約10,000人が感染する病気です。免疫が落ちている高齢者や糖尿病などの基礎疾患のある方、痩せている人は特に注意が必要な感染症です。

肺結核の症状

肺結核の症状長引く咳、長引く微熱、食べているのに体重が減る、血痰など
慢性の感染症に似た症状が出ることがあります。

肺結核の結核の診断

血液検査と合わせてレントゲンやCTなどの画像検査で疑わしい陰影を認めた場合は血液検査をはじめとする追加検査を行います。
特にT-SPOTやQFTといった血液検査で陽性が認められればその疑いは強くなります。
最終的な結核の確定診断は痰や胃液から結核菌が検出されたら診断になります。
しかし、最初から痰や胃液をとることは珍しく、健康診断でレントゲンの異常を指摘されて受診される方や長引く咳で来院される方が多いように思われます。
当院ではCT検査まで行うことができますのでお気軽にご相談ください。

CT検査

肺結核の治療

結核菌は耐性菌になりやすいため何種類も薬を組み合わせて行う多剤併用療法を行います。

  • イソニアジド(イスコチン®)
  • リファンピシン
  • エタンブトール(エブトール®)
  • ピラジナミド(ピラマイド®)

患者さんの状態により薬の選択(A法、B法)を行います。
他人にうつしてしまうような状態の場合は隔離病棟への入院が必要になります。

肺結核は人にうつす病気

肺結核は人にうつす病気結核はコロナと同じ空気感染する病気です。知らぬ間に他人に感染させている可能性のある病気です。
検診の異常を指摘されている方や咳が続いているなど症状がある方は放置せず受診しましょう。

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